ミサワホームオーナー向けの専用保険を販売

アイアル少額短期保険

商品|2012年09月09日

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アイアル少額短期保険(東京都中央区)は、8月28日からミサワホーム(東京都新宿区)を取扱代理店として、ミサワホームのオーナー向けに保険商品「ほっとオーナー」(賃貸住宅管理費用保険)の販売を開始した。物件内で、孤独死や自殺、殺人事件などが発生した場合に、次の入居者が決まるまでの家賃損失や室内の原状回復費用を補償するもの。増え続ける孤独死問題に備え、保険の販売を通じ安定した賃貸経営を提供する。

商品の概要は次の通り。賃貸住宅において自殺や傷害致死など死亡事故が発生した場合に、空室期間中および家賃の値引き期間中の家賃損失分を、事故発生から最長12カ月間、補償する。1事故あたりの限度額は200万円。また事故後オーナーが負担した「遺品整理費用」「清掃・消臭費用」「修復費用」を、1事故あたり100万円を限度に補償する。所定の要件を満たせば、事故のあった部屋の隣室についても補償対象となる。

契約例としては、全6戸のアパートで1戸あたりの家賃が9万円の場合、年間保険料は、1戸あたり3600円×6戸で、2万1600円となる。

同社の安藤克行社長は、販売開始にあたり次のようにコメントした。「大手住宅メーカーのミサワホームと組めたことは大変喜ばしいこと。孤独死や自殺といった問題は、決して高齢者だけの問題ではありません。こういったリスクがあることをまずはオーナーさんに知っていただき、さらにそれを回避するための保険があることを広めていければと考えています」

同社の契約者で最近起こった死亡事例は、30代男性の心筋梗塞だった。未婚化による単身者の増加や、定職につかないフリーターの増加で発見が遅れるケースも増えているという。「こういった現実をまずは知ってほしい」と安藤社長。

孤独死対応保険は昨年8月に発売。現在契約件数は2000件に達した。2013年3月までには1万7000件の契約を目指している。ミサワホームとの代理店契約を皮切りに大手ハウスメーカーとの連携も進んでおり、下期に向けて契約数の拡大を見込む。

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