コールセンター事業を展開するアクトコール(東京都新宿区)は、不動産管理会社を通じて販売する「緊急かけつけサービス」に無料で家財の火災保険を提供する『家財総合保険付き緊急かけつけサービス』をチューリッヒ・インシュアランス・カンパニー・リミテッド日本支店(東京都中野区、以下チューリッヒ)と共同で開発した。
新サービスは「オールウェーズ」。従来、損害保険会社が提供している火災保険の付帯サービスとしての緊急かけつけサービスとは異なり、同サービスでは同社が管理会社を通じて販売する「緊急かけつけサービス」の加入者に、アクトコールを保険契約者、加入者を被保険者とするチューリッヒの家財総合保険を無料提供するものだ。
賃貸住宅の入居者は火災保険や緊急かけつけサービスへの加入を勧められる場合が多くあるが、入居者が本サービスに加入した場合は、鍵・水・ガラスのトラブルに加え家財の損害および第三者への賠償責任にも備えることができ、またこれにより不動産管理会社やオーナーにとっては入居者の家財の火災保険への加入漏れや継続漏れを防止できるサービスとなっている。
入居者は家財保険料の加入をしなくても、同社の同サービスに加入するだけで、保険サービスが提供されるメリットがある。しかも、月払い方式なので、初期費用負担も軽減できる。
同社が管理会社に販売する金額は月々760円。入居者への販売価格は各管理会社が設定する。基本的には1000円以上という条件にしており、同社では1300円を推奨価格としている。
構想2年、金融庁から同サービスのスキームについて認可がおりたのは昨年1月。そこから商品化へ向けて準備してきたという。
同社では5年間で30万件を販売目標としている。