一般廃棄物や産業廃棄物などの収集・運搬を手掛ける大栄(兵庫県西宮市)は、遺品の整理・処理などを行う専門部隊「Relief(リリーフ)事業部」を発足、管理会社やオーナーに向けて提案を開始した。
「長年ゴミの収集・運搬を業務の中で、役所を通じた紹介ベースなどで年間100件近くの遺品関係の業務も受託してきました。近年、少子高齢化や核家族化が進んだことで孤独死が急増し、今後もこの傾向が強まることが予想されることから事業化を決意しました」(赤澤健一社長)
同社では仕事の依頼を受けるにあたり、現地で遺品内容を確認し見積りを提示している。曖昧な点をなくすことでクライアントからの信頼を得ている。
「このビジネスは一般的には内容が見えづらく、料金や業務内容に不安を持っている方が多いと思います。こうした不安を解消するため、当社では作業内容ごとに料金体系を明確にし、作業前に金額を提示させて頂きます」
同社は昭和43年設立。兵庫、大阪を中心に近畿圏全域でサービスを提供している。新規事業発足にあたり、10月からは専用のホームページも公開する予定。