不動産評価マップの査定システムサービスを提供するTAS(タス:東京都中央区)は、賃貸住宅賃料査定サービスを10月末に開始する。同社ではこれまで、金融機関やファンド向けに、担保となる土地建物評価、マンション評価、財産評価サービスシステムを提供してきた。今回の賃貸住宅査定サービスは金融機関だけではなく、賃貸住宅管理会社やアセットマネジャー、プロパティマネジャーもターゲットにしている。査定対象は当面は東京23区以内。
サービスは、インターネットを使い、地図上で竣工年月や建築構造を入力するだけで、賃貸住宅市場賃料をはじめとしたレポートが作成されるというもの。レポート内に記載されるものは部屋タイプごとの周辺(半径400m)市場の過去一年間の募集賃料、共益費や敷金・礼金の最多価格帯、事務所賃料、周辺地域のマーケット動向や同社独自の空室指数など。公示地価や周辺都市計画なども表示されるという。
査定指標には、アットホームの賃貸住宅データを使用し、筑波大学不動産・空間計量研究室の協力を得て計算。「賃料だけではなく、収益還元性など、不動産情報の『見える化』につとめ、現在は少ない外資の取り込みも行っていきたい」(藤井和之システム部長)
今年中には関東1都3県、来年度中旬までには関西圏に拡充する予定。サービスを利用するには同社への会員登録が必要。登録費用は3万円、年会費1万円。レポート作成費用は1件3150円。





