レオパレス21(東京都中野区)の3月の入居率が3年8カ月ぶりに前年同期を上回った。3月末時点の入居率が83・7%と昨年3月に比べ、0・1ポイント上昇した。
法人需要の増加が寄与し、法人利用室数は3月末で20万2000室と、初めて20万室を突破した。「震災による新規契約が数字を押し上げたようです」(広報室 古玉亨一次長)。
3月11日の東日本大震災発生から月末までの期間に、震災を理由に約1000件の退去があったものの、3000~4000件の新規契約が入ったことで結果的に入居率が向上した。普通契約での入居は1割ほど。被災地域からの避難者や、復興事業で現地入りする法人などが1~2カ月単位の定期借家契約で入居するケースが多かっという。