財団法人住宅総合研究財団(東京都世田谷区)は、同財団所有のファミリー向け賃貸物件をシェアハウス「ショコラシリーズ・バニラ」へとリノベーションし、共有部分の家具・家電をそろえて募集を開始する。リノベーションしたのは築33~41年の8棟70戸が立ち並ぶ「市ヶ谷加賀町アパート」の1室。3DK(60平方m)の物件で、4戸目の事例となる。
牛込柳町駅から徒歩5分の立地。周辺賃料が15万~17万円だったが、空室に悩まされ安いものだと13万5000円で成約していた。これまで手掛けてきたシェアハウスは全3室にもかかわらず、20~30ほどの問い合わせがあり、満室となったことでゲストハウス事業に乗り出した。「バニラ」の賃料は6万6000(8・4平方m)~7万4000円(13・2平方m)と、賃料収入が5万円ほど上回る計算となる。
これまでは20代から30代前半の女性が対象だったが、募集をしてみると30代後半の入居希望者も多かったので、大人向けの内装にした。特徴はキッチンに面した、ドアのない個室のようなリビングだ。南側にリビングを置き日当たりのよさを重視し、壁の一面を紫の落ち着いたアクセントクロスにした。リビングの窓とキッチン横の窓が向かい合っており、共用部分の風通しが良い。
個室の壁の一面には木の板を取り付けた。扉は明るいオレンジがかったベージュ、共用部分に面した方にそれぞれ、1・2・3と金色の番号で女性好みのアクセントをつけた。そのほかの壁は白で統一され「バニラ」のように白い落ち着いた雰囲気だ。
同財団では部屋が空き次第積極的にシェアハウスに転換し、団地内のコミュニケーションと地域のコミュニティ活性化につなげていくという。





