旭化成ホームズ(東京都新宿区)はペット共生型賃貸住宅「ヘーベルメゾン+わん+にゃん(プラスワンプラスニャン)」をリニューアルし、6月20日から関東の1都3県発売する。同時に入居者募集・管理業務についても専用のサービスを拡充する。
新商品は「ペットと共に暮らす家族の快適なコミュニティー形成」をコンセプトにハード、ソフト、サービスの強化を図ったもの。同社は2010年度までに72棟560室のペットメゾンを管理運営してきた実績を持つ。独自のアンケート調査から「入居者同士の気兼ねがない」「緩やかなコミュニティーがある」「ペットのしつけをきちんとする」といった点が入居者満足につながっていることがわかったため、今回の新商品開発を行った。
リニューアル後のヘーベルメゾンでは、入居者同士がペットを介してコミュニケーションを図りやすいよう共用スペース「わんジョインコモン」を設計。リードを外せるドッグランや入居者用ベンチ、足洗い場などが含まれた空間になっている。
また、ペット共生型賃貸住宅であることを周囲に明示する「+わん+にゃんエンブレム」を新たに設置。入居者同士のコミュニティー意識を高める狙いだ。
そのほかに、窓開放時でも不審者の侵入や危険物の投げ込みを防止し、ペットの逃げ出しも防ぐ「防犯通風スクリーン」を設置。玄関ドア脇には外出時に鍵をかける際一時的にリードをかけるための「お出かけフック」や、窓枠に外を眺めるのが好きな猫のために取り外し可能な窓台「キャットビュー」などを設けた。
同時に、ペット共生型賃貸住宅経営システム「+わん+にゃん お任せ30」を提案する。30年一括借り上げシステムや、専用の入居者募集サイトの運営、入居希望者に対しペットのしつけ状況などについて独自のヒアリングを実施し審査・指導を実施する。
本体価格は、2階建てタイプで坪単価55万円から、3階建てタイプで坪単価70万円から。年間の販売目標は50棟。