JX日鉱日石エネルギー(本社・東京都千代田区)では、太陽光発電システムの引き合いが急増している。
RC造マンションの各戸連携システムに強みを持つ同社には、ゼネコン、設計事務所、デベロッパーのほか、分譲マンション管理組合からの問い合わせが多い。賃貸住宅への導入実績も増えてきた。
東日本大震災と原発事故の影響から、様子見をしていた事業主が導入に踏み切るケースが増えている。自然エネルギー利用への関心が高まるとともに、停電時に非常用電源として利用できたなど災害時のエピソードが新聞・テレビで報道されたことが追い風となった。「3月以降、一気に問い合わせが増えました」(新エネルギーシステム事業部 志村龍氏)。
同社は2009年12月、東京電力管内では初となるマンションで戸別に太陽光発電できるシステムを同社の社宅に取り入れた。RC造の集合住宅でも戸建て住宅と同様に、発電による余剰電力を売ることができるシステムだ。
パワーコンディショナを小型化したことも強みとなっている。
A4サイズ・最大800wのオリジナル商品だ。昨年10月に「ENEOSマンション向け個別太陽光発電システム」として正式に全国で販売開始した。
「賃貸住宅では太陽光発電を空室率を下げるための手段の一つと考えていただければ。全戸で発電することも可能ですが、一部の住戸と共用部に分けて連携することも可能です」(志村氏)





