ジェクト(神奈川県川崎市)が、同社初となるシェアハウスを3月に完成させた。内覧会には140名が集まった。
駐車場として使われていた土地を同社が購入。ワンルームマンションとシェアハウスの収益性を比較したところ、ほぼ同じだったため、長期入居を狙いやすいシェアハウスにしたという。
「人と一緒に住むこと以外で得られる『何か』がないと、シェアハウスの運営は難しい時代になってきました。共用部のリビングは、一人暮らしでは持てないような広さにしました」(市川功一社長)
最上階のフロアはすべて共用リビングとした。
リビングかららせん階段を上るとルーフバルコニーにつながり、スカイツリー、東京タワー、富士山、多摩川の花火大会を見ることができる。
ターゲットは大学生や、近隣の会社に勤める社会人。30戸中6戸に申し込みが入った。年代は20代〜40代と幅広い。
個室では家具の有無を選ぶことができ、家具を希望する場合はデポジットとして5万円、希望しない場合は3万円を支払う。家具はデスク、椅子、本棚、ベッド、ベッド下収納ケースなどでIKEAの製品を採用した。
物件は鉄骨造7階建て。JR南武線武蔵中原駅から徒歩1分。個室は、9.9平方m〜11平方mで各階にトイレ、シャワー付けた。家賃は4万台〜5万円台。共益費は1万4000円(水道光熱費含む)。清掃、ゴミ出しなどをする管理人は、月額賃料から3万円を値引く。