部屋探しから契約までスマホで完結できる「OYO LIFE(オヨライフ)」が、書面手続きのいらない「一時使用目的」の契約形態で最長2年まで住めるよう仕組みを変えている。1年前は90日間の設定だったが、昨夏に上限を延ばしたという。事実上の中長期入居でも一時使用で書面なしで貸せる手法は法的にグレーと見られ、賛否を呼びそうだ。使い勝手の良い同手法が広まれば、賃貸業界の商慣習を根底から覆すことになる。
90日間から契約期間延長
オヨライフが日本国内で賃貸サービスを始めた2019年3月当初のビジネススキームは、最初の90日間を「一時使用目的」の賃貸借契約を使って貸し出し、それ以降の居住は入居者と定期借家契約を交わすやり方をとってきた。