北澤商事(東京都足立区)の北澤艶子会長が塾長を務める一般社団法人不動産女性塾(同中央区)が11月18日、明治記念会館にて開催された。今回で24回目の開催となる。
北澤塾長などが登壇
参加者は不動産女性塾の塾生で、都内だけではなく大阪府など関東圏外からの参加も見られ、約50人が集まった。
北澤塾長と住宅評論家の本多信博氏が登壇。北澤塾長は不動産業界における事業承継についてスピーチし、「不動産業を営む人のうち、約半数が事業承継に関する問題を抱えている」と問題点を指摘。M&Aの手段をとるのも手立ての一つでは、と見解を述べた。
本多氏はコロナ禍における不動産業界・住宅業界における影響について「生き方・働き方・住まい方の3点が大きく変化した」と話した。特に住まい方について、新型コロナウイルス感染拡大の悪影響を踏まえた上で、「日本人はどういった家が自分に合っているのか深く考える人は少なかったが、コロナ禍においてそれが見直された」と、コロナ禍を前向きにとらえる姿勢を示した。
両者のスピーチ後には、参加者全員が30秒ずつ自己紹介をし、参加者同士の懇親を深めた。
(12月7日2面に掲載)
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