日本財託グループ(東京都新宿区)は1月、OCRを導入した。既に導入済みのRPAと組み合わせ、入居者申し込みの対応時間について年間約477時間の削減を見込んでいる。
RPA、OCRを申し込み対応に活用
OCRとは、紙の資料をスキャンすることで文字を読み込み、デジタルデータ変換する技術だ。同社では、送られてくるFAXの入居申込書をスキャンし、データ化している。
同社では、繁忙期に約800件の入居申し込みが入る。以前は全ての申し込みをFAXや電話で受けていた。だが2018年からは仲介会社向けのWEBサイトをオープンし、約半数の申し込みをWEB上で受け付けることができるようになった。さらに19年の夏ごろにRPAを導入しWEB上での申し込みについては同社の基幹システムに連携することができている。