アルダグラム、スマホで現場報告書作成

アルダグラム

商品|2023年12月11日

原状回復工事の報告書や物件巡回報告書に利用される例が多い

 業務効率化サービスを提供するアルダグラム(東京都港区)は11月15日、帳票電子化アプリ「KANNA(カンナ)レポート」の提供を開始した。管理者が「エクセル」形式の帳票をウェブブラウザーにアップロードすると、スマートフォンから入力可能なテンプレートを作成する書類電子化アプリだ。

写真添付や電子押印も可能

 現場の作業者はスマホから帳票に入力することができる。帳票は常時クラウドで保存され、入力直後からオフィスの管理者による確認が可能。現場作業後にオフィスに戻って報告書を作成する、管理者からの指摘で現場に戻り写真を撮るといった作業を削減する。

 エクセル形式であれば基本的にすべての帳票をテンプレート化することができる。手書きサインや日時入力設定、写真の添付のほか、計算式の設定や電子印鑑の登録も可能。巡回報告書から見積書まで、さまざまな種類の帳票に対応できる。利用料金は、自社ID数や書類作成数に応じて変わる。現場で作業する協力事業者が使用する他社IDの発行は無制限だ。

 同社は2020年から、工事などのプロジェクトの進捗(しんちょく)状況を、現場の社員や協力事業者、オフィスの社員らの間で共有するアプリ「KANNA」を提供してきた。23年10月末時点で建設事業や不動産事業を中心に約3万社が利用する同アプリの名称を、11月15日に「KANNAプロジェクト」に変更。KANNAプロジェクトとKANNAレポートの二つのアプリを併せて、現場作業のDX(デジタルトランスフォーメーション)化支援サービス「KANNA」として展開していく。

 渥美翔吾COOは「二つのサービスの連携により、帳票をプロジェクトにひも付けての管理・共有も可能。現場作業がある業種の業務効率化に貢献したい」と語る。

(2023年12月11日9面に掲載)

おすすめ記事▶『アルダグラム、原状回復 アプリで進捗把握』

検索

アクセスランキング

  1. 繁忙期、成約「増加」が4割

    エンクル,京都ライフ

  2. 新しい暮らし創出研究会、家具付き賃貸市場を考える

    一般社団法人シェアリングエコノミー協会

  3. パナソニックエレベーター、賃貸向けエレベーター新商品

    パナソニックエレベーター

  4. 池田泉州HD、家賃債務保証事業に参入

    池田泉州ホールディングス,近畿信用保証,ジャックス

  5. Live Search、物件情報の掲載代行開始

    Live Search(リブサーチ)

電子版のコンテンツ

全国賃貸住宅住新聞からのお知らせ

お知らせ一覧

サービス

発行物&メディア

  • 賃貸不動産業界の専門紙&ニュースポータル

  • 不動産所有者の経営に役立つ月刊専門誌

  • 家主と賃貸不動産業界のためのセミナー&展示会

  • 賃貸経営に役立つ商材紹介とライブインタビュー

  • 賃貸管理会社が家主に配る、コミュニケーション月刊紙

  • 賃貸不動産市場を数字で読み解く、データ&解説集

  • RSS
  • twitter

ページトッップ