新型コロナウイルス禍が長期化し、都内を中心にテレワークの普及が進む中、サービスアパートメント市場が活況だ。三井不動産レジデンシャル(東京都中央区)は、ホテルライセンス型サービスアパートメントへの参入に踏み切った。帝国ホテル(東京都千代田区)は客室数を倍増。連泊利用が1年で5倍に急増したニュー・オータニ(同)は今春から事業を本格化する。
三井不動産レジデンシャルは、初となるホテルライセンス型アパートメント「オークウッドホテル&アパートメンツ麻布」を14日に開業した。運営は国内で13件のサービスアパートメント事業を展開するオークウッド(本社:シンガポール)が行う。コロナ下でのライフスタイル変化で生まれた国内需要に加え、コロナ収束後のインバウンド需要の取り込みを狙う。