独立行政法人都市再生機構(以下、UR都市機構:神奈川県横浜市)は関連会社の日本総合住生活(以下、JS:東京都千代田区)と協同で家具家電のレンタルサービス「カリテくらす」の提供を2021年12月6日より開始した。
インテリアなど210品目対応
UR都市機構が管理する団地の入居者に対して、家具・家電、インテリアなどのレンタルを行う。レンタルできるアイテムは72種類210品目と幅広い。単品での貸し出しから、「一人暮らし応援セット」「新生活応援セット」などのパッケージでのレンタルも行っている。
費用はいずれも月額で、家賃に加えレンタル料の請求となる。前述の一人暮らし応援セットでは13品目で月額4820円、新生活応援セットは25品目で月額8640円(いずれも税込み)となる。数年単位の入居であれば、購入するよりも安価で使用することが可能だ。
また、同サービスの特徴として、「壁紙屋本舗」の屋号でDIY商材を提供するフィル(大阪市)との連携による壁紙のレンタルも開始する。貼って剥がせる壁紙で、現状のクロスの上に貼り付けて部屋のイメージを自由に変更できる。壁紙は12枚レンタルで月額290円、24枚で月額490円としている。
展開エリアは現段階で、大阪府下の六つの団地としている。大阪エリア経営部の藤澤啓二主査は「今回のサービスを実験的に提供した後、対応する団地を増やしていきたい」と話す。
(2022年1月31日15面に掲載)