経営者中心に70人が参加
不動産会社向けに管理業務を効率化するSaas型サービス「GMO賃貸DX」を手がけるGMO ReTech(リテック:東京都渋谷区)は5月27日、不動産業務に関するAI(人工知能)サービスとサイバーセキュリティー対策をテーマに勉強会を開催した。参加者は70人。
冒頭で、同社の鈴木明人社長は「対面形式でのイベントを行いたいと考えていた。有意義な時間を過ごしてもらえれば」とあいさつ。
第1部は、リマネージ(千葉市)の榎和志社長が登壇し、「不動産実務者によるAI活用の可能性」について講演した。「Chat(チャット)GPT」など五つの生成AIを用い、管理業務で想定される事例に対してのプロンプト(生成AIへの指示)の回答を比較した結果を発表した。
第2部は、GMOサイバーセキュリティby(バイ)イエラエ(東京都渋谷区)の熊白浩丈部長が「不動産賃貸・管理業におけるセキュリティ脅威への向き合い方」をテーマに、無料インターネット設備に潜むセキュリティーリスクや、実務で備えておくべきサイバーセキュリティー対策について解説した。
第3部では、企業向けAI活用研修を行うデジライズ(東京都港区)の茶圓将裕CEOが登壇し、最新の生成AI技術や不動産活用事例を紹介。勉強会後の懇親会では、講師や参加者による交流の場が設けられた。
次回は、9月30日に大阪市で開催する予定だ。
(2025年6月16日15面に掲載)