ピタットハウスネットワークは、グループの直営含め全国で622店を展開する不動産フランチャイズチェーン(FC)だ。2025年に代表に就任した山﨑隆明社長は「一社の力を超えて、『質』で輝くネットワーク」のスローガンを掲げ、加盟店向けにDXや売買仲介事業、採用・育成の支援メニューを打ち出す。加盟店の顧客対応の質向上により、ブランドポジションの強化を狙う。
グループノウハウ生かし店舗コンサル
加盟店対応を強化SV 研修体制変更
―47都道府県に直営店112店・加盟店510店を展開しています。今後の出店戦略を教えてください。
単に店舗数を追うことはせず、「質」を重視した運営を行っていきたいと思っています。店舗数のみがFCの評価の物差しになる時代ではなくなってきていると思います。顧客に「ピタットハウスネットワークの店舗は親切・丁寧で一生懸命やってくれる」という印象を持ってもらうことが、ブランドの強化につながると考えています。そのうえで考えを共にできる不動産会社にはぜひ加盟してもらい、一緒にやっていきたいです。
―店舗の接客の質を高めるために、どのような取り組みを行っていますか。
25年に代表に就任して以来、店舗の質を上げるための体制変更を進めてきました。例えば、加盟店に訪問し、その経営を支援するスーパーバイザー(SV)の業務です。SVは従来は新規加盟営業も行っていましたが、26年4月からは新規加盟営業の専門チームをつくり、SVは既存加盟店のサポートに集中する体制としました。
―SVが加盟店サポートにより時間を使える体制としたのですね。そのほかの変更点は。
研修やシステムの組織も変えました。研修課のメンバー構成をよりコンサルティングに精通した社員に変更しました。システム面では、加盟店の役に立つシステムを開発するメンバーと、システムを加盟店に活用してもらうサポートをするメンバーに分けました。いずれも、店舗の質を上げるための体制変更です。
三つのコンサル DX・運営・売買
―26年は、加盟店向けに三つのコンサルティングサービスを開始すると聞きました。
DXコンサル、店舗運営コンサル、売買成約コンサルの三つですね。いずれも従来はSVを通じて散発的に相談に乗ってきました。需要が高い分野は支援体制を整えようということで、提供を始めました。
―最初に挙がったDXコンサルは、どのようなサービスですか。
当社が提携するシステム事業者と共同開発したサービスプランで、主にウェブ集客と業務効率化について伴走支援で取り組んでいく方式です。もちろん、加盟店の経営課題やこれまでの取り組みを把握している当社のSVも初回打ち合わせから入って伴走します。
―ポータルサイトへの依存度が高まる中、自社でウェブ集客を行うことに注目が集まっていますね。





