REVE HOLDINGSの中核企業リアルエステート(大阪市)は、「不動産の再生」をテーマに成長する。リースバック事業で培った土地の仕入れや権利調整のノウハウを活用。都心部での開発事業や地方の空き家再生事業へと領域を広げている。多田茂雄社長に今後の成長戦略と組織づくりについて聞いた。
開発・空き家活用で成長戦略推進
リースバック6割 仕入れに強み
―現在の事業構成についてお聞かせください。
2024年にREVEグループとしてホールディングス化し、現在はリアルエステートを中心に4社体制で事業を展開しています。25年12月期のグループ売上高は135億1600万円で、その9割の124億2100万円をリアルエステートが占めています。リアルエステート単体では、売り上げの約6割がリースバック事業、残りの4割ほどが投資用マンションや宿泊施設などの販売事業です。
―中古不動産事業へかじを切った背景は。
私がリアルエステートの経営に深く関わるようになった19年ごろから、「不動産の再生」を念頭に置いた戦略やスキームを組んできました。日本の不動産市場は新築文化である一方、早い時期に建てられた価値のある立地の物件は、時間の経過とともに中古になっていきます。それであれば、良い立地にある既存ストックを再生して活用することにこそ大きな可能性があると考えたのです。それまで当社はマンション販売が中心でしたが、以降は中古不動産の再生へと大きく方針転換しました。その中核となったのがリースバック事業です。
―リースバック事業はどのように伸ばしたのですか。
立ち上げ当初はノウハウが全くありませんでした。私と幹部社員の2人で営業活動を行いながら仕組みをつくりました。実際に現場で経験を積み、その知見を組織へ落とし込んでいった形です。1年ほど全国各地を回りました。取引につながりそうな場合には、トラブルにならないよう現地に必ず足を運んでいました。最初は戸建てとマンションが半々ほどでしたが、最近は戸建ての割合が高くなっています。結果的にリースバック事業は会社の成長エンジンとなりました。





