大学進学率が上昇しており、2025年度には大学の在学者数が過去最多を記録するなど、学生マーケットの需要が堅調だ。ただし、変化も生じている。その一つが部屋探しの長期化だ。受験形式の多様化から部屋探しの期間が伸びており、4月にまでもつれ込む事例も見られるようだ。
繰上合格で4月にキャンセル
申し込み早期化
学生向け賃貸の大手事業者は、各社とも入居率が好調のようだ。今回取材した4社では4月1日時点で概ね100%に近い入居率を維持している。
5万6600戸(4月1日時点)の学生マンション・学生寮を管理する学生情報センターでは、部屋探しの期間が長期化しているという。
PM事業本部営業推進部の釣健一郎部長は「大学入試の形式が一般選抜や推薦、総合型選抜など多様化していることから、合格発表の時期にばらつきが出ている」と話す。
結果として、10月に申し込みが入るといった早期化が起きている。国公立志向の高まりから、後期合格発表待ちなどで3月20日ごろまで部屋探しを行うケースもあり、全体的に部屋探しの期間が長期化しているという。
27年度以降については、特に留学生の動向に注目している。留学生の入居は23年ごろから増えてきており、専門部署を設立し対応に当たっている。





