地元山形・ニットメーカーと企画
管理戸数1800戸超の太平堂不動産(山形市)は、今春から従業員向けに特注ユニフォームを製作し、福利厚生として1人2枚を無料配布した。武田貴義社長は「単なるユニフォームづくりではない。当社のパーパス『山形を継ぐ。』を従業員が日常的に意識し、体現する狙いがある」と話した。
ユニフォームは、ニット素材の半袖シャツ。製作にあたりコラボレーションしたのは、地元のニットメーカー米富繊維(山形県山辺町)だ。太平堂不動産の創業地である山辺町に本拠を置く共通点を持つ。BtoBのニット製造からBtoCへと事業領域を拡大させ、自社ブランドや実店舗を展開している成長企業でもある。
従業員向けに行ったアンケートでは「働くモチベーションに良い影響を与えている」「『山形を継ぐ。』を体現していると感じる」との声が上がった。
武田社長は「従業員一人一人に、今回のユニフォームを通じて自社の取り組みに誇りを持ってもらいたい。地域社会に対しても『太平堂不動産と一緒にいると、面白いことができる』とワクワクを感じさせるような企業でありたい」と語った。
ユニフォームプロジェクトを含むブランディング戦略は、人事面にも好循環を生むことに期待を寄せる。同社は2027年卒から、20年ぶりに新卒採用を再開。人員体制は6月末時点の57人から、将来的には150人規模への拡大を見据え、27年卒で2人、28年卒で4人の採用を計画する。さらに、28年6月には中心市街地などの開発エリアに進出し、120〜150人規模の新オフィスを建設する予定だ。
太平堂不動産
武田貴義社長
(2026年7月20日2面に掲載)





