初年度は25棟販売へ
管理戸数1770戸の太平堂不動産(山形市)は、買い取り再販をブランド化し、本格始動した。同年12月末時点でモデルハウスを1棟オープン。14棟を仕入れ、そのうち4棟は着工済みだ。初年度となる26年8月期までに25棟の販売目標を掲げる。
新ブランドは「ダイヤリノベート」。実需向けから賃貸住宅1棟まで、築30年前後の既築物件をメインターゲットに、案件ごとのオーダーメード型で再生していく。対象エリアの中心は、山形県県内の中央部の村山地域。
販売価格は2200万~2500万円だ。山形県の中古不動産の相場は2000万円前後なのに対し、やや高級路線の価格帯となる。
同社は、生活の価値観が多様化してきたとみている。例えば、住宅購入より旅行に家計の比重を置くことが、人生を豊かにするという考えを持つ層に対し、妥協ではない住宅購入の選択肢を提供していく考えだ。武田貴義社長は「当ブランドで再販する物件は、敢えて『中古物件の再生』という表現をしていない。『中古』という言葉にある、負のイメージを払拭するのが狙いだ」と話す。
強みの一つは、一括査定サイトでの仕入れではなく、エンドユーザーからの売却相談を直接的に獲得できる点だ。山形市で設立55年の知名度と、宅地分譲を年間100区画手がけている実績から、仲介会社やエンドユーザーからの売却相談が月間平均70件入るという。「これまで更地にして土地として販売する必要のない相談もあった。ブランド新設以前から5~8棟の買い取り再販実績がある。本格的に始動することで、これまで応え切れていなかったニーズに対応していく」(武田社長)
太平堂不動産
山形市
武田貴義社長
(2026年1月12日2面に掲載)





