出張需要狙う 東京・品川圏で
羽田空港直行バス乗り場も直結
JR東日本グループで賃貸住宅の開発を手がけるジェイアール東日本都市開発と、サービスレジデンスの運営会社であるアスコットジャパンはこのほど、東京都品川区にサービスレジデンス「オークウッド大井町トラックス東京」を開業した。同施設は、JR東日本グループとして初めてとなるサービスレジデンスで、同社が施主となる大規模複合施設「OIMACHITRACKS(大井町トラックス)」内に設けた。7月から、羽田空港直行バスの乗り場が同施設1階に移管されたことで、国内外の出張・旅行客の滞在需要を狙う。
オークウッド大井町トラックス東京の客室は全78室。家具・家電と対人サービスなどが付いたホテルライクな賃貸住宅で、30泊以上から利用できる。全室にフルキッチン、洗濯乾燥機、ワークスペースも完備した。主なターゲットは、国内外の出張利用者のほか、フリーランス、リフォームや住み替えに伴う仮住まい目的の利用者など。家賃は最も狭い約28㎡の部屋で42万円程度となることから、主な入居者として企業の役員層を見込む。
オークウッド大井町トラックス東京の居室。家具・家電付きのほか、滞在期間はアスコットジャパンの運営スタッフの対人サービスを受けられる
ユニークなのは、OIMACHI TRACKS全体で住居と滞在ニーズを網羅している点だ。2棟のタワーからなる同施設のうち、26階建ての「ホテル&レジデンスタワー」は、14〜25階がレジデンスフロアとなる。内訳は、エントランスフロアを除き15〜17階が今回開業したサービスレジデンス。18〜25階には、ジェイアール東日本都市開発が管理する全194戸の一般賃貸住宅を設けた。また5〜13階は同社グループのホテル「メトロポリタン大井町トラックス」が入る。1カ月未満の短期滞在者はホテルへ、中長期滞在および賃貸住宅入居はレジデンスでニーズをカバーする。
ジェイアール東日本都市開発の根本英紀社長は、サービスレジデンスがグループ初の挑戦であることを強調し「利便性と快適性を求める顧客に選ばれる居住空間を提供したい」と述べた。アスコットジャパンのクリスチャン・ボーダー社長は「オークウッド大井町トラックス東京は、日本におけるポートフォリオ拡大の重要なマイルストーンだ。発展が期待される東京・品川エリアは、長期的な視点でも魅力的な立地である」とコメントした。
今後、ジェイアール東日本都市開発はOIMACHI TRACKSを「都市生活共創拠点」と位置付け、東京・品川圏の街づくりを本格化させる。
(2026年8月3日1面に掲載)





