「住む」「暮らす」「過ごす」の3つのテーマを掲げて、地方不動産会社の新たな在り方を具現化しているのが島根県松江市に本社を置くサカタだ。売買や賃貸仲介にとどまらず、宿泊施設やコワーキングスペースの運営から観光サービスの企画・運営、さらには地域資産を可視化する新サービスの開発まで幅広い領域で事業を展開している。自ら実践し、そのうえでオーナーへ提案する姿勢を大事にしているという。
「住む・暮らす・過ごす」 をつなぐ
「住む」だけでは地域は豊かにならない
同社の坂田健一社長が掲げるテーマとはこんな内容だ。
生活拠点を構える「住む」。地域で日常を営む「暮らす」。観光やワーケーションなど地域で時間を使う「過ごす」。従来の不動産会社は「住む」を支える存在だったが「それだけでは地方は活性化しない」と坂田社長は話す。
その考えを形にした事例が、2017年に松江市中心部で手がけたコワーキングスペースだ。もともとはスナックが入ったビルだった建物をリノベーションし、ITエンジニアや起業家が集まる交流拠点へと再生した。島根県が進めるエンジニアの誘致施策とも連携し、県外から訪れた技術者同士が交流する場となり、その中から地域に定着し独立する人材も生まれている。





