所有者の意向汲んだ活用提案
保有資産を一覧化
不動産オーナーの資産管理や活用提案を巡り、島根県松江市を拠点にするサカタ、Tisch(ティッシュ)、しするの3社が共同で開発したのが「不動産の健康診断」をコンセプトにした不動産会社向けSaaS「とぶひ」だ。
同サービスは、固定資産税の課税明細書を起点に、不動産情報とオーナーの意向を一体で管理・可視化することができる点が特徴となっている。基本機能は、不動産会社がオーナーから預かった課税明細書を自動で読み取る、もしくは物件の所在地を手入力することで土地・建物を地図上にプロットし、保有資産を一覧化するものだ。用途地域や建ぺい率、容積率やハザード情報といった公的情報が自動的にひも付き、物件ごとにデータが蓄積されていく。課税明細書を読み取った場合は、土地や建物の評価額もひも付く。
地方では、住宅だけでなく田畑、山林、ビル、倉庫など多様な不動産を代々引き継ぐケースが多い。こうした複雑な資産構成を一覧で確認できるようになるほか、新たな不動産の活用ニーズが出てきた際に、既存顧客の保有不動産と結び付ける提案も可能になる。最大の特徴は、オーナーへのヒアリングで得た「将来はこう使いたい」「先祖代々守ってきた大事な土地」といった思いを記録し、それらを踏まえた用途をAI(人工知能)が整理・可視化する「カルテ」機能だ。





