中小不動産会社のDX化支援
不動産収支管理SaaS「PM-Dora Si」は、中小規模の不動産会社や個人オーナー向けの収支管理サービスだ。月次レポートの自動作成、関係者への閲覧権限付与などで業務効率化を支援する。
不動産業界の収支管理においては、多くの企業が依然として「エクセル」による手作業に依存しており、転記ミスやデータの集計・整理に多大な工数がかかっている現状がある。また、情報の共有もメールやファイル共有といった方法に頼ることが多い。関係者との連携において、作業のタイムラグや伝達漏れが発生しやすいという課題を抱えていた。
同サービスは、既存のエクセルを基に作成したCSVデータを一括で取り込むことができ、以降は同サービス上で収支データの管理を行うことが可能だ。また、月次レポートや送金明細の自動作成機能を搭載。税理士や金融機関などの関係者向けの閲覧者用アカウントを発行することができるため、直接システムへログインし、必要な期間のデータを各自でいつでも抽出することが可能だ。
同サービスは、金融機関向けシステムの開発・運用を行うSocioFutureが、不動産実務のノウハウを持つ同潤舎と共同開発した。システムはブラウザ上で動作するため専用アプリのインストールは不要。
料金体系は2種類。初期費用と月額9900円からの従量課金プランと初期費用不要で、月額1万5000円(いずれも税抜き)からの定額プランを設けた。大手向けシステムが高額で導入が難しい中小事業者の需要を取り込む。
ソフトウェアソリューション事業本部プロダクトマネジメント第一部の稲垣友嶺氏は「中小規模の管理会社や自主管理オーナーが抱える、既存のサービスで対応しにくかった業務課題を解消し、現場の負担軽減と標準化を推進したい」と話す。
(2026年9月7日6面に掲載)





