五つの設備、新たにトップ10入り
家賃アップが狙える設備として、単身者向けでは「宅配ボックス」が順位を一つ上げ、3位に入った。「システムキッチン」と「防犯カメラ」が新たにトップ10にランクイン。ファミリー向けでは、2026年から新たに回答項目として設けた「エアコン2台以上」が1位となった。前回1位の「エントランスのオートロック」が2位に、「システムキッチン」は前回から3ランクアップで3位につけた。「ペット用設備」と「エレベーター」が新たにトップ10入りした。
高速インターネット(1Gbps以上)無料(単身者1位・ファミリー4位)
3000円の賃料アップ
前年に引き続き、「高速インターネット(1Gbps以上)無料」設備のニーズは高く、単身者向けの1位を維持した。
秋田県を中心に年間2000件の仲介を行う秋田住宅流通センターでも、通信速度を重視する入居希望者が増加傾向にある。高速インターネット無料を導入していない物件と比較すると、2000〜3000円ほど賃料アップが見込めるという。
単身者の中でも特に高速インターネット無料のニーズがあるのは、10〜20代を中心とした若年層だ。動画視聴やゲームプレイ時の利用のほか、学校の課題などでインターネットを利用するケースも多い。夜間など利用が集中する時間帯でも快適な通信環境が求められている。賃貸営業部の高橋博子部長は「設備が導入されている物件ではネット契約の手間がなく、入居日から快適に利用できることも選ばれる理由の一つ」と話した。
一方、ファミリー層では、複数端末の同時接続を必要とするケースが多い。在宅勤務によって大容量データ通信の利用が必要となる場合も多く、高速インターネット無料設備の導入が求められている。
エントランスのオートロック(単身者2位・ファミリー2位)
防犯意識から選択
「エントランスのオートロック」は、単身者向け・ファミリー向け共に2位となった。
石川県金沢市を中心に年間3931件の賃貸仲介を行うのうか不動産は、単身者・ファミリー共にエントランスオートロックの需要が高いとする。専有面積や間取りなどが同程度でも、オートロック付き物件は、5000〜7000円高い賃料で成約に至っている。
単身者では、学生など10〜20代前半の若年層が、防犯面への安心感や立地条件と併せてオートロック付き物件を選ぶという。





