現場目線で開発
京都府を中心に共用部清掃を行うテイクスは10月1日、AI(人工知能)水道メーター検針アプリ「POSEIDONtx」の提供を開始した。
主に地方都市の不動産管理会社では、自治体に代わって集合住宅の水道検針を請け負うケースが多い。だが、各物件を定期的に訪問して行う検針作業は、スタッフの負担が大きい。それでもなお高額なスマートメーターの導入はハードルが高いという課題があった。そこで同アプリはAIを活用し、集合住宅における水道検針業務を効率化することで課題の解決を図る。
利用者はまずアプリを開き、アプリ内のカメラ機能を用いて対象物件の水道メーターを撮影する。物件名と部屋番号を指定して撮影すると、前月の数値との比較を自動で計算し入力する。カメラにはズーム機能、回転機能を備えており、検針員は中腰姿勢を取ったり、複雑な操作をしたりすることなく奥まった場所にある水道メーターを撮影できる仕様だ。
検針データの重複登録を防ぐ仕組みも搭載している。前月の使用量と比較して、大きな差がある場合はアプリ上にアラートが表示されるため、誤検知や誤入力を未然に防ぐことができる。取得した検針データは、CSV形式でダウンロードが可能だ。
最大の特徴は利用料金の安さだ。初期費用は3万3000円、月額基本料金が1万1000円で、1メーターあたり55円が加算される(いずれも税込み)。スマートメーターや他社サービスと比較して低価格に抑え、導入のハードルを下げた。
石垣勇人社長は「地方の不動産管理会社にとって、水道検針作業は大切な業務の一つだが、請負金額が安いにもかかわらず、現場の負担が大きい作業だ。また検針数値の誤りは、不動産管理会社の信用問題に直結する。当アプリの導入により、現場での人為的ミスを排除し、会社に戻ってパソコンで手入力するといった事務作業も不要となる」と話す。
テイクス
石垣勇人社長
(2026年10月19日7面に掲載)





