複数案提示、家賃上昇も図る
福岡県内を中心に6056戸を管理するトーマスRDは、8月末時点で管理物件の入居率が97%に達した。従来掲げていた目標値96%を上回る水準で推移する。福岡市内の需要増加に加え、迅速な募集条件の設定も高い入居率につながっている。
同社の全社員数は15人だ。組織体制は明細作成、契約決済、修繕対応の3チームに分かれる。各チームに約5人を配置し、兼任しているスタッフもいるという。社員は全員が物件を受け持ち、経験に応じて1人あたり約200〜700戸を担当する体制だ。
集客において、グループ会社で仲介事業を手がけるトーマスリビングの店舗網だけに依存しない。早期成約を最優先と捉え、幅広いチャネルを活用する。他社仲介による成約割合は全体の半分以上を占めるという。
同社の高入居率を支える要素は、解約通知直後のスピーディーな条件査定だ。同社では入居者から退去通知を受領すると、直ちに次の募集条件を検討し、3日以内に確定させる。査定業務は物件の担当者が行い、社内のベテラン社員と協議したうえで、賃料値上げ案や相場賃料など、2〜3パターンの条件を提案する。





