周辺相場より2割高い家賃で、完成前に全戸成約
約1600戸を管理するルーミックス(福岡市)は、賃貸住宅を開発し、投資家に販売する事業に注力している。3月には佐賀県鳥栖市に、家電製品をスマートフォンやスマートスピーカーで操作できる IoT設備を備えた全8戸の賃貸住宅「ブルーミー鳥栖レジデンス」を完成した。家賃が周辺相場より2割高いにもかかわらず、募集開始から1カ月足らずの2月末に満室となった。充実した設備が決め手となったようだ。
同物件は表面利回りが7%台の収益物件として、売却先が決定しており、5月末に引き渡しを控えている。売却後も同社が管理を行う。中村悦夫社長は「2023年は開発事業を加速させる。5棟ほど新築し、投資家に販売する計画」と語る。