シー・エフ・ネッツ(神奈川県横浜市)は、グループ会社として日本テナントサービス(東京都中央区)を設立し、テナントに特化した不動産仲介、およびFC(フランチャイズ)事業を開始した。
日本テナントサービスは不動産ポータルサイト「テナントガイド」を運営するエリアコミュニケーションズ(福岡県福岡市)と資本・業務提携を結び、同サイトに掲載している物件とオフィス・テナントを探す人をマッチングする。
また、「テナントガイドプロショップ」として実際の店舗も運営するほか、不動産会社のFC加盟店も募る。FC店舗が同社に支払う加盟金は100万円、研修費は20万円、システム使用料は月額5万円、物件公開料は月額10万円、オープニング費用の概算は150万円、ロイヤリティはテナント仲介による売上高の5%。加盟できる店舗は1区あたり1店舗が目安だ。5年後には全国にFC店舗300店を目指しているという。
現在、テナントガイドで掲載している物件数はおよそ6000件。FC加盟などにより、掲載件数の増加を見込んでいる。テナントガイド経由での物件問い合わせは、日本テナントサービスが一括で請け負い、問い合わせ物件の最寄りの店舗に振り分ける。
「店舗探しには時間がかかるため、専門で仲介する店舗はほとんどありません。物件を集約し、特化することでニーズに応えていきます」(日本テナントサービス山根勉社長)