富山県南砺市の世界遺産、相倉合掌造り集落が入居者を募集する。物件は旧高田家(屋号は「七平(しちべい)」。大正18年に建てられた、木造瓦ぶき2階建て。月額賃料は1万円。
この試みは、「世界遺産に住まんまい家(け)」プロジェクトの一環。主催者である「世界遺産に住まんまい家」プロジェクトチームによると、相倉集落は、歴史と伝統文化が息づく「生きた史跡」。しかし、世界遺産に登録されてから15年以上を経て、集落内の人口減少、高齢化が目立ち始め、集落の維持が困難になりつつあるという。このため、空き家を開放することで、盛り上げてくれる仲間を募集するとしている。入居資格は、地域の行事に参加したり、雪下ろしなどを実行してくれる人。