中央ビル管理(埼玉県越谷市)が、11月1日から来春進学する学生入居者向けに、入居時の初期費用を抑えた契約プラン「らく☆スタ」を開始した。
敷金、礼金、初月賃料、仲介手数料、保証料などの入居時にかかる費用を分割し、毎月の家賃に上乗せするというもの。12カ月にわたって分割請求し、13カ月目以降は通常家賃分のみの請求となる。入居者が契約時に払うのは一般的な単身者向け物件で1万5000円前後の火災保険料のみ。実際に入居時にかかった費用は同社が支払い、債権はグループの家賃債務保証会社が引き受ける。入居者が早期退去した場合は未払い分を請求するという仕組み。東北沿岸部を中心に200の高校に対して告知を始めており、入居時の費用負担が軽減されるメリットをアピールして入居につなげたい考え。「現在、空室率は7.4%。今年の繁忙期明けまでに6%台に戻したい」と鈴木武事業部長は話している。