システム開発を行うスターワン(神奈川県横浜市)は1月6日、不動産事業者向けホームページ「いえわん」にキャッシュバック金額変動型の成約課金サービスを開始した。同サイトは賃貸物件を30万件掲載している。
新サービスでは、物件を掲載する不動産会社が同サイトを経由して成約した物件に対して広告料の課金率を決めることができる。仕組みはこうだ。まず、物件を掲載する不動産会社は課金率を設定する。さらに、その金額にスターワン社が設定したキャッシュバック率(一律50%)をかけ合わせた額を、「いえわん」の報告画面から成約報告したユーザーに不動産会社はキャッシュバックする。
たとえば、賃料10万円、課金率20%の場合、キャッシュバックは1万円となる。
不動産事業者には成約に応じて物件掲載の料金を支払うことになる。同時に、キャッシュバックをすることで物件に付加価値をつけることができる。
さらに、2013年3月末までのキャンペーンとして、毎月成約報告者のなかから抽選で10名に1万円をプレゼントするという。
現在、ポータルサイトの課金形態は、掲載物件数に応じた従量課金制と、問い合わせ数に応じた従量課金制が多かったため、今回のサービスを開始することになったという。
「以前から成約に応じた課金形態が望まれていたため、このサービスを考案しました」(川嶋誠司社長)