安定的な資金調達でサ付き開発加速へ
学研ココファンホールディングス(東京都品川区)は6月1日、一般社団法人環境不動産普及促進機構(東京都港区)と玄海キャピタル(福岡県福岡市)、日本政策投資銀行(東京都千代田区)と共同で、学研グループが運営するサービス付き高齢者向け住宅(以下、サ付き)を核とした私募ファンド「ココファンド」を組成したことを発表した。
学研グループからの同ファンドへの出資は5%未満で、出資主体は3社となる。
同ファンド組成の目的として、現状のヘルスケアリーの推進には課題も多いため今回の組成ファンドで課題を解決しデファクトスタンダード(事実上の標準)を目指すこと、サ付き業界の多様なビジネスモデル成立につなげること、実績のあるオペレーターが運営することで出資者からみた安全性が担保されること、などをあげている。
また、学研グループとしては、ファンドの活用により安定的に資金を調達し、さらに良質なサ付き開発を加速させることを目指す。
同ファンドに、第1号案件として組み込まれたのは、学研ココファン(東京都品川区)が大阪市内で運営するサ付き2物件。
「ココファン桜川」は平成25年7月開設、居室188室・定員206名。
「ココファン城東」は平成26年3月開設、居室205室・定員207名。