レオパレス21(東京都中野区)が開始した入居者募集のFC店舗「レオパレスパートナーズ」の加盟店1号店と2号店が6月1日にオープンした。1号店はレオパレスパートナーズ岩国店。加盟店はサカイ土地(山口県岩国市)。2号店は宮城県石巻市のウイングライフが加盟店となったレオパレスパートナーズ石巻店。
レオパレス21は、入居者募集力の向上と販管費削減を目指し、今年4月にFC展開開始を発表した。今後、7月には京都府福知山市、福島県会津若松市、大分県中津市、大阪府大阪市住之江区、福岡県直方市をはじめ、12店舗の開設を予定している。
FC加盟店は、1店舗あたり600室から1000室のレオパレス21管理物件の入居者募集を担当する。レオパレス21は、成約時には仲介手数料と業務委託の着手金など賃料の2カ月分相当額を支払うほか、鍵の管理、契約業務手続きの代行などを戸当たり月額200円で委託する。加盟料は50万円、保証金100万円、月々のロイヤルティは20万円。
加盟店は、ウェブサイトなどレオパレス21の集客ルートを活用できる。
「パートナーズ加盟店には、レオパレスのサイトから寄せられた反響が本社のネット課を通じて送信されるシステムを導入しています。また、6月14日から、加盟店の専任媒介・管理物件など非レオパレス物件も、当社のサイト上に掲載する予定です」(賃貸事業本部 賃貸企業課 佐々木竜也部長)
また、同社では5月に社員独立制度を創設。エントリー制にしたところ、30人あまりの社員が手をあげた。早ければ8月にも第1号店舗がオープンする予定。
加盟店開拓のペースが順調なことから、同社は出店ペースを当初目標よりも速め、今期FC加盟店200店舗、1万8000契約の獲得を目指す。
同社ではFC制度により入居者募集にかかる販管費を削減する狙い。すでに昨年100店舗を閉鎖しており、今期も36店舗の撤退を予定している。直営店は150店舗程度に縮小する見込み。