ヤフーとソニー不動産が共同運営するサイト上で
ヤフー(東京都港区)とソニー不動産(東京都中央区)は、2社共同で運営する不動産売買専用サイト『おうちダイレクト』で23日から投資用マンションの取り扱いを始める。
家主が売却を検討するマンション情報を登録すると、購入を検討する投資家に対して不動産会社を介することなく情報を届けることができる。
売主と買主の双方が納得する値段に至れば、売主側は仲介手数料を支払うことなく売却することができる。
8月2日に問い合わせフォームを開設し、23日から売り出しが可能になる。
掲載する不動産は東京23区、横浜市、川崎市内の区分所有マンションだが、今後は全国展開も視野に入れる。
おうちダイレクトが機能として持っている不動産価格推定システムを使用すれば、投資家は売り出し価格の目安を確認することができる。
従来と異なるのは売主側の入力項目が増える点だ。
現時点での賃料などの入力が必須になり、賃貸借契約書の写しなどもそろえる必要がある。
おうちダイレクトが居住用マンションの市場でサービスを開始したのは2015年11月。
当初から、利用者の間で投資用不動産の取り扱いを望む声が寄せられていた。
現在はヤフーID1つに対し、1物件しか登録できないため、今後は1人で複数の不動産を登録できるように改善していく。