進む電鉄会社のサ高住開発

その他|2016年12月06日

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小田急は17年2月に神奈川・藤沢で4棟目を開業


電鉄会社がサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の開発を進めている。
小田急電鉄(東京都新宿区)は4棟目となる『レオーダ藤沢』を2017年2月1日にオープンする。

小田急線「藤沢」駅から徒歩5分、周辺はショッピングセンターや百貨店、市役所や病院なども集まる便利な立地だ。
物件は8階建てRC造全50戸で、間取りはワンルームと1LDKの2タイプ。
専有面積は約25~約50㎡となっている。
単身向けのワンルーム43戸、夫婦で入居できる住戸も7戸用意した。

運営は介護事業者のツクイ(神奈川県横浜市)が行い、スタッフが24時間駐在して緊急時にも駆けつけられる体制をとる。 
紙粘土教室や書道教室などのイベントを定期的に開催し、認知症予防や身体機能維持に関するプログラムなどを実地することで入居者間の交流も育む。
賃料、共益費、基本サービス料金、食事サービス料金を合わせ、利用料は20万8000~39万1500円(税別)。
同社はこれまでに東京都世田谷区で2棟、神奈川県川崎市で1棟物件を開発してきた。

京王電鉄(東京都多摩市)は、17年2月に初となるサ高住『スマイラス聖蹟桜ヶ丘』を開設する。
同社の社有地を活用し、京王線「聖蹟桜ヶ丘」駅から徒歩2分の好立地に全53戸の物件を建築する。
間取りはワンルームから1LDKで、占有面積は27~60㎡、単身向け住戸が47戸と2人用居室が6戸。
家賃・共益費・生活サービス費などを含め月額料金は16万3260~32万60円(税込)だ。
運営は京王ウェルシィステージ(同)が行う。
医療法人財団天翁会(同)とも連携し、建物内に介護・看護サービス事業所や医療・介護の総合的な相談窓口を設置。
入居者に加え、周辺地域のシニア層を総合的に支える在宅ケアの拠点としての役割も果たす。
入居者に対しては所有する不動産の有効活用や売却、家具の処分もサポートする。
企画の背景として、聖蹟桜ヶ丘は昭和40~50年代に宅地を造成したエリアで住人の高齢化が進む。
駅から離れた戸建て住宅に高齢者が単身で住むというケースが増えてきている。
生活に便利な駅前の立地に、サ高住を企画することで、住み替えを促進し、既存の戸建て住宅には若い子育て世帯を呼び込みたい考えだ。

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