エントランスの開閉にも対応
不動産業務支援を行うスマサポ(大阪市)はスマートフォンで解錠するキーボックス『スマサポキーボックス』を重工メーカー大手IHIの子会社、IHI運搬機械(東京都中央区)と共同開発した。
同製品を取り付けた空室の玄関扉に、スマートフォンをかざすとキーボックスが解錠し、中から鍵が取り出せるというもの。スマホには事前に専用アプリ『スマサポアプリ』をインストールし、管理会社から鍵の使用承認を得る必要がある。
さらに、エントランスのオートロックにも対応。『スマサポキーボックス』と連携するモジュールを設置することによってスマホでオートロックの開錠も行うことができる。
管理側はいつどの端末で開錠されたかの確認や、時間指定、内覧予約などの使用権限を設定し、データを蓄積するとともにセキュリティにも配慮した。
小田慎三社長は「内覧時に鍵の受け渡しで手間がかかったり、ガスメーターに鍵保管ボックスを取り付け防犯上問題があったりなど改善点が多かった。当製品はこれらの解決し、管理側はデータ活用することができる」と話す。
『スマサポキーボックス』は玄関ドアに磁石で設置。さらにベルトを使ってドアに製品を貼り付けるため、シリンダー形状に依存することもない。
9月ごろ市場展開していく予定。販売価格は5000円(税別)。月額利用料は1万5000円から。