全20戸のシェアハウス開設
シェアハウスの企画・運営を手掛けるサンクチュアリ(東京都世田谷区)は4月に新たなシニア向けシェアハウスをオープンする。東京都調布市東つつじケ丘の社員寮として使われていた鉄骨造2階建て全20戸、築31年の物件をシェアハウスに再生。供用部を使ったそば打ちコーナーや、こども食堂など入居者と地域住民が交流できる仕掛けを打ち出していく。
入居対象とするのは40代以上で上限は定めないが、自立した生活ができることが条件。延べ床面積は490平方メートルで1室は約7畳の広さ。1階の24畳(厨房含む)の共用スペースは朝夕1日2食を提供する食堂や、入居者同士あるいは地域との交流スペースとする。
毎月の入居料は総額12万~13万円で、内訳は賃料が6万円、食費が3万~4万円。サービス付き高齢者向け賃貸住宅や、介護保健施設とも異なる生活空間を提供する。最寄り駅のつつじが丘駅からは徒歩7分、新宿駅からも18分と都心に近く、自由に買い物に出かけたり、家族が会いにきたりといったことも気軽にできる立地条件だ。
同社のシェアハウスとしては6棟目となり、全20戸と最も規模は大きい。松岡暢彦社長は「そば打ちと健康と大浴場」がテーマと話す。「深大寺そば」が有名な地域でもあり、広い共有スペースを生かしてそば打ちコーナーも企画。都内で開かれるイベントへの出店や、『こども食堂』での打ちたてそばの提供もしていきたいという。
人口構造や生活スタイルの変化から、シェアハウスも現在の若者層や外国人だけでなく、同社が力を入れるシニア層の需要が増えてくると見込む。同社の既存5棟の物件の入居率は約95%と高いが、松岡社長によるとシニア向けへの浸透はまだ進んでいないという。「みんなで食事して笑って、明るく元気なシニア向けのシェアハウスをサポートしていきたい」としている。





