国内投資家向け販売も検討
不動産仲介を手掛けるリストグループ(神奈川県横浜市)は5日、フィリピン共和国ボラカイ島のリゾート開発に参画すると発表した。同グループが東南アジアで不動産物件の開発に携わるのは初めて。国内投資家向けの販売については、事業主体の現地デベロッパーと調整を進めている。
ボラカイ島は世界のベストビーチに選出される有名なリゾート地。1万6000㎡の敷地にホテルコンドミニアム1001戸と商業施設を建設する。
プロジェクトは3期に分かれ、リストが参画する1期は事業費約25億円で、日系企業の参画は同社のみ、他に現地企業数社が出資する。ホテルコンドミニアム323戸を建設。1戸当たりの専有面積は21㎡で、2018年中の販売を予定する。
同社グループは10年から米サザビーズ・インターナショナル・リアルティのフランチャイズとして、13年にハワイ、16年にフィリピン、17年にシンガポールと香港に拠点を開設している。東南アジアの中間所得層以上の人口割合が増加しており、次世代の有望な不動産市場と見込む。18年もタイ・バンコクの拠点開設を予定する。