共用ガーデンでつながり促進
大東建託(東京都港区)は、多世代交流をコンセプトとした賃貸住宅『en terrace(エンテラス)』を2016年より開発。1号棟目となる物件が3月30日に完成した。
物件はJR山陽本線「西明石」駅から徒歩約30分の場所に立つ『エンテラス池内』。約2500㎡の土地に木造2階建ての住居が3棟20戸。26台の専用駐車場と中央部にはガーデンテーブルやベンチのある入居者同士のコミュニティースペースを設けている。
多世代交流をテーマとしているため、入居者を限定した募集を行う。シニア層が50代以上の夫婦か単身者、若年層は子育て中の夫婦かDINKSに絞る。各棟の1階に約35㎡1LDKのシニア層、メゾネットタイプが約70㎡3LDKの若年層の部屋となっている。バリアフリーや対面キッチンを採用し、各世帯に訴求。賃料はシニア層が5万1000円、若年層が7万円から。
シニア層の入居者は一カ月の交代制で「和守」と呼ばれる物件の世話役を担当。入居者への積極的な声掛けや美観維持を行う。また、バーベキューやウェルカムパーティーなどのイベントを定期的に開催し、入居者同士の交流を促進する。1日より入居を開始し、3月28日時点で5件の申し込みが入っている。