子育て世代の流入推進
デザイン住宅やリフォームを手掛けるハウスメーカーのタツミプランニング(神奈川県横浜市)は4月19日、神奈川県住宅供給公社による「相武台団地上層階リノベーション事業」の受託事業者に決定したと発表した。公社の団地再生の取り組みの一環で、賃貸住宅のエレベーターがない高層階を若年層向けにリノベーションして、団地外から若年・子育て世帯の流入を促す。6月上旬に着工し、8月中旬に公社へ引き渡し予定。
高度経済成長期に建設された団地は、近年の少子高齢化やライフスタイルの多様化により空室対策が課題となっている。相武台団地(神奈川県相模原市)は1965年から開発が進んだ分譲住宅82棟2083戸、賃貸住宅11棟448戸の複合団地。今回は2棟の最上階で、隣接する2戸を1住戸化。2つのプランでリノベーションを行う。