スチールフレーミング工法の開発、販売を行うアメリカンシルバーウッド(東京都港区)は、鉄骨造4階建て自宅併用型の賃貸住宅に販売に乗り出した。住宅購入を考える個人を対象に提案し、初年度年間40棟の販売を目指す。
発表された賃貸併用住宅は、1階、2階を賃貸住宅、3階、4階をオーナー住居とする。賃貸部分は、最少で1層に2戸、合計4戸が入居する設計。
独自工法を用いたことで、通常3階建てが限度とされる10mの高さ制限区域にも建設可能となった。大がかりな基礎工事は不要で、狭小地や変形地にも対応。階層が増える分、高い収益性を望める。
オーナーの自宅と賃貸住宅を分ける3階の床は、コンクリートを厚くして遮音性を高めた。将来、自宅を改修することも想定し、3階、4階の間仕切り壁は簡単に取り外せるようにしている。
柱や梁が出にくく、間取りの自由度が高い。仕様の変更等にあたっては容易かつ低コストで行える。
坪単価は70万円台の予定。すでにおよそ10棟受注している。