外国人向け仲介に注力し、約200戸を管理するあすみらい(東京都渋谷区)の福岡支店では、現在40戸のマンスリー賃貸を運営しており、収益が増大している。
マンスリー事業の収益が拡大
マンスリー賃貸の利用者は、社員研修などで従業員が短期間宿泊する場所を必要としている法人のほか、ワーキングホリデーで来日する外国人が大半を占めている。国籍は韓国、台湾が多い。
設立当初は、一般賃貸を1年契約で外国人に向けて貸し出す事業を展開していた。だが、来日して部屋を決めるまでの一定期間を過ごす賃貸のニーズが予想より多かったこともあり、次第にマンスリー賃貸に注力するようになった。マンスリー賃貸が外国人に好まれる理由の一つに家具家電が備え付けられている点がある。
同社の小川博文取締役常務は、「来日したばかりの外国人にとって初期費用が抑えられるマンスリー賃貸は人気が高い。家具家電を持たずして生活できるのは、いずれ帰国する外国人にとって利便性が高い」と話す。