賃貸仲介を手掛けるスタートライン(東京都中央区)は2019年7月から営業の業務を分業化し、ポータルサイトからの来店予約率向上に成果を出している。それまでは30%だったが、分業後40%となり、約1・3倍となった。
来店予約率が1・3倍に向上
同社では、非対面の仲介営業と、対面営業の業務を分業化。ポータルサイトからの反響への返信、追客、アポイントを取るまでの内勤営業業務を、全店舗分請け負う部署を設立した。「反響対応のスピードを上げたことで、アポイント率向上に成果が出た」と同社の城田章常務取締役は話す。来店予約を取った段階で、希望する物件の近隣店舗へ予約を振り分けている。そのため、店舗での対面営業は、接客、内見に集中できたという。