リロケーション・インターナショナル(東京都新宿区以下、リロ・インターナショナル)は、リサイクルショップ大手のトレジャー・ファクトリー(東京都足立区)と提携して転勤者の家具・家電等の出張買い取りサービスを開始した。リロ・インターナショナルが留守宅管理を請け負う約8000人の顧客を対象に提供していく。
リロ・インターナショナルの転勤等により転居する顧客を対象に、トレジャー・ファクトリーが出張買い取りサービスを提供する。リロからの紹介客に対しては通常買い取り査定額に10%上乗せした料金で買い取る。
リロ・インターナショナルが昨年実施したアンケートによると、顧客の約6割が「家財のリサイクルに興味がある」、およそ3割が「実際に利用したい」と回答するなど、ニーズは高いとみられる。また、転勤者の所有する家具・家電は総じて良質な商品が多く、買い取りの優良顧客であることが期待されるという。新サービスでは、同社から転勤者に買い取りサービスを紹介し、トレジャー・ファクトリーが出張・査定・買い取りを行う。
リロでは約8000人の顧客のうち1割程度が利用し、1件あたりの買い取り額は1万円程度になると見積もっている。2013年3月期には取り扱い件数約1万件、年間買取額2000万円、売上高1億円を目指す。
リロケーション・インターナショナルはリロ・ホールディングの100%子会社。留守宅管理事業、海外赴任業務代行などを展開している。