全国の賃貸管理事業者数は万単位に及ぶともいわれる中で、各社ごとの実態の多くは知られていない。売り上げ構成比などから、「賃貸管理事業」の各社の重要度を探る。最終回となる今回は、タマキホーム、千力、トーケンリンクの3社を紹介する。
タマキホーム、自社開発物件を中心に管理を受託
2年後に2.5倍の3500戸目指す
分譲マンションや賃貸アパートの開発などを展開する環グループの一社、賃貸管理や不動産売買仲介のタマキホーム(沖縄県那覇市)は、約1400戸の賃貸住宅を管理している。そのうち、9割がグループで開発した物件だ。年商は10億円。内訳は不動産開発事業で80%、賃貸だけでなく分譲も含めた不動産管理事業で10%、不動産売買仲介で5%となっている。