システム開発会社のトリピア(東京都港区)は9日、家主と入居希望者をつなぐ賃貸マッチングサイト『Plenty(プレンティー)』を開設した。塩崎大地社長は「来春には100戸の物件を掲載したい」と意気込みを語る。現在、掲載を希望するオーナーの申し込みを受け付けている。17日現在で、オーナーによる登録物件数は、約30件だ。
掲載物件の登録を受付中
『Plenty』は、生活コストを抑えたい入居者に訴求するサービスを用意している。仲介手数料が無料、解約料は1年以上住めば、払う必要がない。また、家具家電付きにこだわる点も特徴だ。入居日には電子レンジ、冷蔵庫、洗濯機を専門事業者がオーナーの物件に設置。入居者が家具をそろえることなく新生活を迎えることができるようにしている。
家主に対するフォローサービスもある。室内写真はトリピアがカメラマンに依頼し現地撮影。撮影料は同社が負担する。
また、滞納時の督促は、契約時に入居者が家賃債務保証会社に加入し、保証会社が対応。家主にとっても安心だ。
物件の掲載料は無料となっている。成約した場合、家賃の0.5カ月分を手数料として家主から徴収する。また、毎月の賃料から手数料10%を差し引いた金額を家主に振り込む仕組みだ。
トリピア
東京都港区
塩崎大地社長(23)
(12月28日4面に掲載)