不動産会社のクラウド型業務支援システムを提供する、いい生活(東京都港区)は2020年11月に物件写真の加工サービス『ホームステージングサービス』をリリースした。現在、売買物件での利用が多く、賃貸では地方の仲介会社からの引き合いが強いという。
仮想でモデルルームを創出
空き室のデジタル写真に家具の画像を追加したり、色合いを変えたりするサービスで、バーチャルでモデルルームのような部屋画像を作ることができる。追加できる画像は、ソファやテーブル、照明器具、テレビ、カーテンなどの他、花瓶や食器、額縁など、生活感を生み出す小物を配置することも可能。家具が置かれた状態で撮影した写真でも、不要な物を消去し、別の家具に置き換えた画像に加工できる。リビングのほか、ベッドルームや玄関前など、ステージングが効果を発揮するスペースに幅広く対応。価格は加工内容によって異なるが、一枚1万~2万円の価格帯を目安にしている。