三菱地所グループで駐車場事業を行う三菱地所パークス(東京都千代田区)は8日、同社が管理する駐車場にトレーラーハウス型コンテナジムの第1弾を導入したと発表した。今後、駐車場の空き区画活用の一環として、オーナー提案を進める。
空き区画活用の一環
トレーラーハウス型コンテナジム「m2GYM(エムツージム)」をオープンしたのは、同社が運営するコインパーキング「PARKS PARK(パークスパーク)渋谷区神山町第二」内の一区画。三菱地所パークスと、m2GYMを運営するanviel(アンヴェール:東京都渋谷区)が提携し、6月に駐車場の空き区画1台分に試験導入。今回、本格始動となった。
m2GYMの設置費用は非公開。anvielが設置費用を負担し、2年程度で回収できる計算だ。今後、都心部で年間2~5カ所、駐車場の空き区画にオープンしていく予定となっている。
三菱地所パークスは、駐車場の価値向上や空き区画活用のため、駐車場内に別の収益物件を造り収入を増やす「ハイブリッド型パーキング」を構築していく。内藤眞輝営業本部長は「コインパーキング上部にテナント物件を新築し、貸し出している物件もある。今後も収益最大化の提案を進めていく」と話した。
(2022年8月29日3面に掲載)